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アンティーク家具選びのお手伝い。インテリアへの取り入れ方。

最近はアンティーク家具の人気が高まっているように感じます。インターネットなどにより、いろいろなインテリアスタイルを手軽に調べることができたり、アンティーク家具を置いたカフェやショップなども多くなり、アンティーク家具を目にする機会も増えるようになりました。皆様もどこかでイギリスアンティーク家具を目にして、「素敵だな、インテリアに取り入れたいなと」思われている方も多いのではないでしょうか。

ただ、インターネットやカフェで見たコーディネートされた空間のイメージが強いのでしょうか、「普通の家じゃ合わない」「部屋全体をアンティーク家具で揃えなくては素敵にならない」というお声を聴きます。決してそんなことはありません。

アンティーク家具には、歴史が刻んだ木肌の美しさや職人技の美しい装飾、そして空間のイメージをも変えてしまう魅力があります。お気に入りのアンティーク家具が1つ有るだけで、気持ちまでも明るく楽しくなります。

そこで今回は、アンティーク家具をどうやって選んだらよいか、またどうやって使ったらよいかなど、アンティーク家具の購入を悩んでいる方や初めて見る方に魅力が伝わるように私なりに書いていきたいと思います。

 

◆アンティーク家具とは、どんな家具?

アンティーク家具という言葉はよく聞きます。アンティーク=古いものだな、という印象があると思いますが、ただ古ければアンティークというわけではありません。アンティーク家具の定義というものもあります。

 

アンティークとはフランス語で、骨董品という意味です。ラテン語のアンティクウス(古いもの)で古代ギリシャやローマの美術品などを指す言葉です。

1930年代にアメリアが制定した通商関税法の中で「製造されてから100年以上経過した手工芸品、美術品」をアンティークと規定しました。それを世界貿易機関(WTO)が規定採用したため「アンティーク=100年以上」と呼ぶようになりました。これは、アメリカの関税法の上で、輸入関税がかからないという決めごとです。

しかし、アンティーク家具の本場、ヨーロッパ各国ではアンティークに対して明確な定義はありません。

重要なことは、その家具がいつ頃作られたか証明できることです。作った当時の様式や装飾、彫刻、構造、素材など歴史を継承している事です。ただ古いだけではアンティーク家具とは呼べません。その家具に芸術的な価値があるものだけが、アンティーク家具として流通しています。

 

◆アンティーク家具の良い所と注意点。

アンティーク家具とは歴史的、芸術的価値の高い手工芸品だという事は書きましたが、「アンティーク家具は今の住宅に合うの?」「古い物だけど使って大丈夫なの?」「使い方の注意点は?」という疑問もあるかと思います。家具は高級品です。何度も買い替えるものではないので、いろいろと知った上で購入したいですよね。ここではインテリアにアンティーク家具を取り入れるにあたっての、良い所と注意したい所についてまとめています。ご参考にしてみてください。

 

▼いいじゃない、アンティーク家具の良い所。

•1点でも置いてあればオシャレな評価に。デザイン性の良さ。

アンティーク家具を見た大半の方が1番初めに口にする言葉が、「素敵ね」です。初めて見た方でもすぐにわかるデザイン性の良さ、彫刻のすばらしさがアンティーク家具にはあります。

特にアンティーク家具でお部屋を統一しなくても、ポイントで1つ置くだけで、ガラリとお部屋の雰囲気が変わり、高級感のある空間になります。見たお客様からは「素敵ね」という言葉が出てくることでしょう。また、アンティーク家具を使っていると「インテリアにこだわっている」「すごくオシャレな家」という評価をもらうことができます。実際オシャレな空間や高級感のある空間を作るためにアンティーク家具を取り入れる方は多くいらっしゃいます。

 

•良質な素材とコストパフォーマンス。

アンティーク家具と聞いてお値段はどのくらいを想像するでしょうか。

実際にご来店いただいたお客様がプライスを見て、「想像していたより安い」というお声を何度もいただいております。家具として価格だけ見れば高級家具ですが、使っている素材が現代ではなかなか手に入らないほどの良い素材を使っていることや、現代の職人によって同じような装飾の家具を1点だけ作った時の価格、自然塗料を使い職人が手で塗装する価格、などを考えると今の販売価格の何倍になるのでしょう。現代では同じような材料を揃えただけでアンティーク家具の販売価格を超えてしまいます。アンティーク家具であれば、頑張れば手に入れられる価格です。

 

•流行に左右されず、使っていられる。

ファッションや髪形に流行りがあるように、インテリアにも流行りがあります。しかしアンティーク家具は流行に左右されず100年以上愛され続ける家具です。そこには本物の美しいデザインや職人の確かな技術、ちゃんとした素材によって、人から人へ引き継手がれる魅力が有るという事です。

一度手に入れたら一生ものです。子供や孫に引き継いでゆくこともできます。その時には現在よりもっと貴重な家具になって、いろいろな人の目を楽しませている事でしょう。

 

▼知っておこう、アンティーク家具の注意点

•多少なり、ダメージがある。

ご存じかと思いますが、アンティーク家具は新品ではありません。誰かに大切に使われ、引き継がれ、修復をして、を繰り返している家具です。修復を施しておりますが、ダメージや汚れを全くなくすことはできません。それは、アンティーク家具の良さである「味わい深さ」が無くなってしまうからです。

アンティーク家具を見た時の重厚な雰囲気や触った時の木の質感、木の動きによるレトロ感などは経年変化によるアンティーク家具でしか出せない良い味です。その「味わい深さ」をご理解いただき愛着を持ってご使用いただければと思っております。

また、当店は修復をしっかりとしております。実用できて長く使えるように構造上問題ないよう補強などを施す場合もございます。安心してお使いいただけるアンティーク家具をご提供しております。

 

•木の家具なので、湿度に注意。

これは現代家具にも当てはまる事ですが、天然の木を使った家具全体に注意していただきたいです。特にアンティーク家具は天然の木を使ったものがほとんどで、施してある塗装も木の呼吸を妨げない、身体に害の無い天然塗料を使用していますので、湿度の影響を受けやすいです。

木は家具になっても湿度を調整してくれます。湿度が高いときは湿気を吸い取り、乾燥しているときは、自分らの中にある水分を空気中に出してくれます。人間が快適に過ごせるように、木は湿度を調整してくれているのです。ですが、当然湿度を吸ったり出したりすると、木の体積に変化が生じます。水分を取り込むと体積は大きくなります。太った印象です。引き出しなどがきつくなったりします。逆に水分を出すと体積が小さくなります。痩せた印象です。反りやクラックなどが起こります。家具も人間のお肌と一緒でケアが必要です。

湿度が高いときは、換気をする、除湿器を使うなどして湿度を抑え、逆に乾燥する時期には、加湿器などを使うことや、アンティーク用のワックスを塗り乾燥を防ぐ事も重要です。

 

•1点物なので、気に入ってもサイズが合わない場合も。

アンティーク家具はほとんどが1点物です。デザインや彫刻、用途の使い勝手などが良くても、置きたい場所にサイズが合わない場合があります。アンティーク家具は隙間に入れる隙間家具のような感覚で作られてはおりません。余裕のある空間にポツンと置くようにレイアウトし、空間を上品に変化させてきました。

しかし日本の住宅にそんな贅沢なスペースは作れないのが現状です。ご希望のサイズがある場合は、ご相談ください。同じようなデザインでサイズが違うものを探すお手伝いができるかもしれません。

 

◆わかりやすく、自分の好みのデザインを知る

アンティーク家具をインテリアに取り入れようと思い、いきなりアンティーク家具店に行くと、家具の多さや難しそうな雰囲気から、どれが良いのか迷うことがあります。あらかじめ自分の好みのデザインがわかっていれば家具選びにも余裕が生まれます。

ここでは私が思う、わかりやすくアンティーク家具を選ぶ方法を書きたいと思います。

 

•注目する点を決めて見る。

アンティーク家具といっても形が様々。特にわかりやすく、判断しやすいのが脚のデザインです。アンティーク家具はサイドボードやブックケースなどの箱物家具と言われる家具には特徴的な脚がデザインされていることが多いです。

例えばガブリオールレッグやバーリーシュガーツイストなどは、箱物家具以外のテーブルや椅子にもあり、同じデザインで揃えて統一感を出す事もできます。このように脚や彫刻などに注目してアンティーク家具を見ていくと、好きなデザインのものが見つかります。

また、デザインの種類により、使われている木材も大体決まっています。ガブリオールレッグの女性らしく、エレガントな家具はマホガニー材やウォールナット材を使っている物が多いです。また、バーリーシュガーツイストの美しい家具はオーク材を使った物がほとんどです。

好きなデザインが決まれば木材も決まってきます。木材が一緒であれば色もほとんど一緒です。多少の色の違いが有る事もありますが、トーンが一緒であれば違和感は無いでしょう。

アンティーク家具は見た目がとても美しいですので、お部屋の雰囲気を変える1台には気に入ったデザインの家具をおきたいですね。

 

◆家具を置くだけで部屋の雰囲気は変わる?

映画や雑誌に出てくるようなクラシカルな住宅にアンティーク家具はとても合いますね。アンティーク家具が似合う部屋の壁や床のイメージは、皆様どのような考えをお持ちでしょうか?壁を腰板張りや壁紙をクラシカルな柄物にしたり、床材を無垢にしたり、タイルにしたりといろいろな方法があります。

ですが、たとえ真っ白な壁の住宅でも、ナチュラルな色のフローリングの床でも、本物のアンティーク家具を空間に取り入れるだけで、十分憧れの雰囲気になります。

実際に家具を配置してみると、白い壁に家具の重厚な質感や色合いが、浮き出るように引き立ちます。白い壁の空間では家具自体が目立ちます。アンティーク家具本来の美しさが一番わかるのが白い空間なのかもしれません。どんなモダンなお部屋でもアンティークな空間は楽しめます。ぜひお部屋の特性を生かし、憧れのアンティーク空間を作ってみてください。

 

◆好きに使ってオシャレ空間に。

アンティーク家具の種類はいろいろあり、中には使い方がよく分からない家具もあります。サイドボードにミラーが付いた、「ミラーバックサイドボード」や折り畳み式の補助用テーブルの、「ゲートレッグテーブル」などはアンティーク家具では当然ですが、現代家具ではあまり見かけるものではありません。今は機能的に必要無くなった物でも、アンティーク家具ですので、当然付いています。それを無くしてしまったら、アンティーク家具の良さや素敵さ、面白さも無くなってしまいます。

だからといって、昔と同じように家具を使うのではなく、自分の生活に合った使い方をアンティーク家具でしていただきたいです。自分の好きな使い方で良いのです。

例えば、グラスキャビネットだからグラスを入れるのではなく、来客が多く、泊りも多いのであれば、来客用の貸しタオルや洗顔セットなどをオシャレに入れておく、お泊りセット入れとして来客用の部屋に配置したり、ミラーバックサイドボードをリビングに置いて、朝の忙しい家族皆の身支度用ドレッサーにしたりと、考えられる用途はいろいろあります。

部屋のこの空間にこんな風に使える家具無いかな?と探されている方は多いと思います。そんな方にもアンティーク家具を検討していただきたいです。寸法やデザイン性が現代家具とは異なりますので、使用方法を考えれば思いがけず使える家具に巡り合えるかもしれません。使用方法が斬新でもアンティーク家具でしたら、不思議とオシャレな印象になりますよ。

 

◆インテリアに取り入れやすい、おススメアンティーク家具。

ここでは、インテリアに取り入れやすい家具や私の思うお手軽オシャレ空間作りにおススメの家具をご紹介します。

 

•いろいろな部屋に使えるブックケース。

アンティークのブックケースは寸法が日本でいう本棚とは違い、高さが1200mm前後、奥行きが300mm前後というサイズが多くあります。このサイズがいろいろな部屋、いろいろな用途に使うことができます。書斎で本を入れるのは当然の事、家具自体のデザイン性も良く重厚感があるので、リビングで趣味の物を入れるコレクションケースとしても使えます。また、特別な食器類を入たり、和室に設置して茶道具をしまっておくことも良いかと思います。アンティーク家具は和室との相性も良いので、取り入れていらっしゃる方が多いです。

 

•空間の目を引くポイントに、コンソールテーブル。

コンソールテーブルとは空間を華やかにするために、花瓶や装飾品を飾るときにディスプレイするテーブルです。半円型のコンソールテーブルは家具だけでも完成された美しさがありますが、装飾品を置くことでその魅力が何倍にもなり、華やかさあふれる空間になります。玄関や廊下の突き当りなどに置き、飾り付けると見違える空間になります。

•存在感、収納力抜群のホールローブ。

ホールローブは身だしなみを整えるために作られた家具です。現在でも同じように洋服を収納したりできますが、棚板を制作して付けておりますので、収納庫としても使えるようにしております。食器、靴、本などいろいろ収納できる上、見た目の存在感が空間を上質なものに変えてくれます。

 

◆アンティーク家具のインテリアへの取り入れ方、まとめ。

いろいろと私なりにアンティーク家具のインテリアへの取り入れ方を書いてきましたが、結局大切なことは「部屋に合うのか?」という事だと思います。特に他の家具がアンティーク家具ではなく、初めてアンティーク家具に挑戦される方にとっては「アンティーク家具だけ浮いてしまう。」と不安になるかもしれません。

確かに白いピカピカの家具の真横に隙間無く置いたら、合わないと感じる方もいらっしゃいますが、そもそもそういった置き方をされるのでしょうか?白い家具が同じお部屋に有っても、離れた別の壁面に置くのではないでしょうか。そうすれば、同じ空間には有りますが、別の空間としての認識になりますので、アンティーク家具を置いた一部分だけクラシカルな雰囲気を出すこともできます。

また、お持ちの家具の色や素材がお目当てのアンティーク家具と似たような系統であれば、アンティーク家具がなじみやすく、空間としてのまとまりも感じられるでしょう。

アンティーク家具は重ねた時代の雰囲気からか、幅広いインテリア空間に意外と馴染むという特徴があります。設置してみると、初めからそこに有ったような雰囲気をだす事さえあります。

「アンティーク家具は敷居が高い」と言われる事もありますが、決してそんなことはありません。家具を楽しむ、インテリアを楽しむ、暮らしを楽しむアイテムです。一味違うインテリアにアンティーク家具を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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